強迫性障害とは

強迫性障害イメージ

強迫観念と強迫行為の2つの症状がみられる状態を強迫性障害と言います。強迫観念とは、自分の意思とは関係なく頭の中で繰り返し浮かんでくる考えやイメージのことを言います。また強迫行為とは、強迫観念を頭の中から打ち消すために延々と続けている行動です。

例えば、手が汚れているという強迫観念を振り払おうと何十分も手を洗い続けます(強迫行為)。また、ガス栓や戸締りが不安で何度も家に戻って確かめる(確認行為)、誰かを傷つけるかもしないという恐怖から刃物等を持つことができない(加害恐怖)などがあります。

治療について

薬物療法と精神療法を組み合わせて行います。薬物療法では、抗うつ薬(SSRI)を主に使用します。また精神療法では、自身の強迫行動をあえて手放してみることで、徐々に不安に対する耐性を取り戻していく治療を行います。不安・不快感に慣れていくことで強迫行為(も減少していくことが期待できるようになります。